欅 [ケヤキ]

欅[ケヤキ]欅はニレ科ケヤキ属の落葉広葉樹です。
槻[ツキ]とも呼ばれ、方言でケヤと呼ぶ所もあるそうです。
欅の語源は、”際立っている”、”ひと際優れている”といった意味を持つ「けやけし」という言葉にに由来するそうです。

欅の材質は重・硬の部類に入り、耐湿・耐久性に優れています。
古来より建築材(特に寺社建築)として多用され、他にも家具、建具、造作、彫刻、仏壇、汽車の客車、楽器など枚挙に暇が無く、たいへん幅広く使われています。しかし反り(狂いや暴れ)が強く、乾燥までには長い時間を要します。

また木材としての利用ではありませんが、欅の葉を乾燥させ物を磨く事(紙やすりの代用品)にも利用したそうです。

けやき並木イルミネーション私が通っていた小学校の校庭の真ん中には、大きな欅が2本そびえ立っていました。休み時間には、その周りでいつも遊んでいた思い出があります。
しかし何らかの理由で伐採する事になり、子供心に非常に残念な思いを感じた事を憶えています。(昭和四十年代後半の話しです。)

そんな昔話はさておき、最近では欅と言えば仙台の青葉通りや、六本木ヒルズけやき坂通りで行われる、ケヤキ並木のイルミネーションを思い出される方も多いのではないでしょうか。

欅の加工例をご紹介します。

欅材を用意しました。製材時に出た端材だと思います。
自然が作り出した形と、人の都合によって切り取った形が混じって、姿になっています。
平面や凹凸部を含め、六角形に切り抜きました。


切断面を研磨後、きくらすオリジナルワックスで仕上げました。
樹皮部は白く枯れた様子に味わいを感じたので、あえてそのままにしました。
色が変わり、木目が鮮やかに浮かび上がってきます。
様々な角度からご覧ください。
積んでみました。
照明を入れてみます。
最後の写真は、まるで岬に立つ灯台か要塞のようですね。欅の持つ質感がそう感じさせてくれるのかもしれません。
当たり前ですが木に性格はありません。でもじっと見ていると、何か真面目な感じが伝わってくるような気もします。(考え過ぎですね。)

またワックスの油分により浮かび上がる、見事な琥珀色も欅の持つ魅力のひとつだと思います。
更に杢が合わさるような事になれば、手放す事のできない逸品になるでしょう。

材料別加工例